Isao Endo  遠藤 功

遠藤功が「現場力」を語るコラムをお届けします

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早稲田大学大学院教授、株式会社ローランド・ベルガー会長を務める遠藤功のプロフィールを紹介します

講演活動についての概要を紹介します

『現場力を鍛える』『見える化』など、遠藤功の書籍を紹介します

各種メディア、各種媒体での掲載とその概要を紹介します

一流のビジネスパーソンを目指す人のための総合型ビジネススクール「カラーズ・ビジネス・カレッジ」を紹介します

「現場学」を研究し、強い現場づくりを目指す遠藤研究室を紹介します

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連載コラム「現場通信」

Weekly現場通信 vol.438 プロジェクトマネージャー

[2019-07-16]

 このところ毎週のように静岡にでかけています。たまたま現在関わっている2件のコンサルティングプロジェクトのクライアントが、どちらも静岡の会社。毎週報告会や打ち合わせがあるので、そのたびに新幹線で移動しています。
 取り組んでいるテーマはまったく異なります。ひとつは新規事業開発の基本戦略策定。もうひとつは現場主導による業務改革。どちらも日本企業の多くがいま真剣に取り組まなくてはならない重要テーマです。
 プロジェクトに関わっている10人近いコンサルタントたちは、クライアント先に常駐しています。写真はひとつのチームのメンバーである橋本修平さん、岸田安仁さん、飯塚航己さんとのショットです。
こちらのチームは無事最終報告を終え、クライアントから高い評価をいただきました。若い力の大いなる可能性をあらためて感じました。
 若いコンサルタントたちにとって、「常駐」は最高の学びの場です。毎日、毎日、クライアントと膝を突き合わせ、濃密な時間を共有する。そして、現場の空気感を感じながら、必死に考え、議論し、付加価値をつけるために努力を積み重ねる。これがローランド・ベルガー流のやり方です。
 宿泊しているホテルとクライアント先を往復するだけの毎日ですが、それだけのめり込まなければ、コンサルタントとしていい仕事はできません。
 その内のひとり、橋本修平さんがめでたくプロジェクトマネージャーに昇進しました。その実直で真摯な仕事ぶり、クライアントに信頼される人間性の高さが評価されての昇進です。
 プロジェクトマネージャーという仕事は、プロジェクトを統括管理するきわめて重要な役職です。実際に、クライアントへの付加価値を生み出しているのは、プロジェクトマネージャーに他なりません。
 私は32歳で転職を決断し、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)に入社しました。そして、その3年後にプロジェクトマネージャーに昇進しました。
 30年に亘るコンサルタントとしてのキャリアを振り返ると、この時が一番嬉しかったことを今でも覚えています。「転職は間違いではなかった」、「これでこの仕事でこれから飯が食っていけるかもしれない」と感じた瞬間でもあります。
 プロジェクトマネージャーというタイトルが記された名刺をもらった時の感動を今でも覚えています。あの時の名刺はもう残っていませんが、1枚だけでも残しておけばよかったと今では後悔しています。
 その後、パートナー(共同経営者)、社長(日本代表)、グローバルのスーパーバイザリーボード(経営監査委員会)メンバーへと階段を上がっていきましたが、いずれもプロジェクトマネージャーになった時ほどの感慨はありませんでした。
 当時のBCGは完全な「Up or Out」の世界。3年程度でプロジェクトマネージャーに昇進できなければ、退職するというのが暗黙のルールのような厳しい世界でした。実際に、私と同期の中途入社組でも昇進できずに去っていった仲間が何人もいました。それだけのプレッシャーを感じていたからこそ、喜びもひとしおだったのでしょう。
 橋本さんのような若い世代がどんどん活躍して、早く昇進していってほしいと願っています。(記念の名刺は1枚残しておいたほうがいいかもね・・・)

[今週の出会い]

 先月販売を開始した『ガリガリ君の秘密』(日経ビジネス人文庫)が順調に売れているようです。お蔭さまですぐに増刷がかかりました。
 書店でも積極的に販促に努めていただいています。担当編集者の赤木裕介さんから文教堂浜松店、明正堂アトレ上野店での展開の写真が送られてきました。 赤城乳業からご提供いただいた箱を使ったPOP、とてもいい感じです!

[今週のシナ]

 シナはトリミングをしてもらい、さっぱりしてきました。毛もフカフカで、気持ちいい!思わずスリスリしてしまいます。ひまわり柄の青いネッカチーフもキュートです。