Isao Endo  遠藤 功

遠藤功が「現場力」を語るコラムをお届けします

遠藤功が「現場力」を語るコラムをお届けします

早稲田大学大学院教授、株式会社ローランド・ベルガー会長を務める遠藤功のプロフィールを紹介します

講演活動についての概要を紹介します

『現場力を鍛える』『見える化』など、遠藤功の書籍を紹介します

各種メディア、各種媒体での掲載とその概要を紹介します

一流のビジネスパーソンを目指す人のための総合型ビジネススクール「カラーズ・ビジネス・カレッジ」を紹介します

「現場学」を研究し、強い現場づくりを目指す遠藤研究室を紹介します

遠藤功が「現場力」を語るコラムをお届けします

連載コラム「現場通信」

Weekly現場通信 vol.95 Dr.Schwenker

[2012-01-15]

 年明け早々の1月4日にローランド・ベルガードイツ本社の前CEOで、現在はSupervisory BoardのChairmanを務めるDr. Schwenkerが来日しました。彼は私が最も信頼している友人のひとりでもあります。
 彼は1989年にローランド・ベルガーに入社。創業者であるRoland Berger氏の熱い信頼を受け、その右腕としてローランド・ベルガーの発展に絶大な貢献をしてきました。私が2000年に入社した時は、No.2のCFOでした。その後、創業者の後継としてCEOとなり、一昨年Supervisory BoardのChairmanに就任しました。
 彼がリーダーとして圧倒的な信頼を得ている理由は、その人間性にあります。彼ほどFairな人間を私は見たことがありません。人の話に熱心に耳を傾け、約束は絶対に守ります。
 創業者であるRoland Berger氏は類稀な起業家で、その行動力は素晴らしいものです。しかし、時に独善に陥ることもないではありません。それを諌め、組織を実質的に束ねてきたのは、Dr.Schwenkerです。彼の誠実さをみんな知っています。だから、彼についていこうとするのです。
 今回も私からのあるお願い事のために、超多忙な中をわざわざ日本まで飛んできてくれました。彼は重要な事柄に対処する時は、必ず自ら出向き、Face to Faceで話をします。電話やメールでお茶を濁すというようなことはしません。それも彼が信頼を得ている理由のひとつです。

 4日に仕事を済ませた翌日は、彼に無理を言って休暇をとらせ、鎌倉観光に連れ出しました。これまでは来日してもとんぼ返りばかりだったので、日本でゆったりした時間を持つことはできませんでしたが、今回はなんとか1日確保することができました。
 大仏(高徳院)と竹林で有名な報国寺を訪ね、江の電に乗り、富士山を望む逗子マリーナでランチをとるというわずか半日の旅でしたが、大いに楽しんでくれたようです。幸い、天気は最高!快晴で、気温も10℃ほどあり、初春のような穏やかさでした。

 報国寺の竹林では抹茶を楽しんだ後、木漏れ日の竹林を暫しの間眺め、瞑想をしているようでした。心地よい無言の時間が流れていきました。「無になる」ことの大切さを、二人で感じていました。
 もちろん、色々な話もしました。彼が北ドイツの人口わずか数百人の小さな村の出身であること。だから、都会へ出て、一生懸命努力をして、成功を目指したこと。身体が弱く、運動ができず、とにかくたくさんの本を読み、勉強したこと。以前は煙草もお酒もやっていたが、体調を崩し、どちらかを止めるようにと医師から言われ、断酒を決めたこと。フランスやイタリアの原発から裏で電力を買っていながら、脱原発を宣言するドイツの主張は筋が通らないという彼の持論などなど。
 彼とはこれまでも何でも話せる「友人」でしたが、この半日の旅でお互いをもっと知ることができ、「親友」になれた気がしています。私が2000年にローランド・ベルガーに入社して、もうすぐ12年になります。Dr.Schwenkerという無二の友人を得たことが、私にとって最大の財産です。

 第23回OE研が今週の金曜(1月20日)にいよいよ開催されます。テーマは「陸前高田の復興計画とコンテナ商店街の取り組み」。当初定員100名でしたが、既に130名以上のお申し込みをいただいたので、急遽会場をもう少し広い場所に変更しました。若干名の受付は可能ですので、ご興味のある方は是非事前にお申し込みください。(www.endo-semi.com/oe-next-2.html)

[今週の出会い]

 TESSEIの愛称で知られる鉄道整備株式会社の矢部輝夫専務、柿崎幸人所長、私の秘書・山下裕子さんとの記念ショットです。日本橋の名店・玉ゐで絶品のあなご料理を堪能しました。
 昨年のクリスマスシーズン、東京駅の新幹線のプラットフォームでサンタのジャンバーなどを着て、イキイキと働くTESSEIの社員のみなさんの姿が、数多くのブログやツイッターで話題となりました。
 今年は私が監修するTESSEIを題材としたDVDや本の出版の企画が進行中です。お楽しみに!


[今週のシナ]

 ローランド・ベルガー東京の若手コンサルタント数名を招待し、我が家でささやかな新年会を催しました。その中のひとり、得能暢高君(社内では、私の“舎弟”と呼ばれています)とシナが対峙し、テレパシーで会話をしているところです。
 二人(?)はどこか引き合うものがあるようです。「シナと舎弟」シリーズは来週もご紹介します。