Isao Endo  遠藤 功

遠藤功が「現場力」を語るコラムをお届けします

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早稲田大学大学院教授、株式会社ローランド・ベルガー会長を務める遠藤功のプロフィールを紹介します

講演活動についての概要を紹介します

『現場力を鍛える』『見える化』など、遠藤功の書籍を紹介します

各種メディア、各種媒体での掲載とその概要を紹介します

一流のビジネスパーソンを目指す人のための総合型ビジネススクール「カラーズ・ビジネス・カレッジ」を紹介します

「現場学」を研究し、強い現場づくりを目指す遠藤研究室を紹介します

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連載コラム「現場通信」

Weekly現場通信 vol.219 上海

[2014-08-18]

 先週はお盆休みをいただきました。とはいえ、すべて休みとはいかず、1泊2日で中国・上海に行ってきました。
 私が社外取締役を務めている良品計画の中国での店長会で講演をさせていただきました。MUJIは中国でも大人気で、ここ数年毎年30店舗近くを出店。店舗数は100店舗を超えました。
 勢いはいまだ止まらず、今年も30店舗以上の出店を計画しています。北京、上海といった大都市だけでなく、地方の中核都市にも進出しています。昨年訪問した貴州省の省都・貴陽市にも既に2店舗あります。
 こうした出店ラッシュを支えているのが、現場の店長、副店長です。今回は本部のスタッフも含め120名ほどの前で現場力についてお話させていただきました。
 みなさんとても熱心に私の話に耳を傾けていただき、質問も数多く受けました。成長している組織の熱気を肌で感じることができました。
 今回宿泊したのは、良品計画中国オフィスのすぐ隣にあるフォーシーズンズホテル。部屋から外を眺めると、古くて茶色いレンガ造りの住宅街が広がっています。実は以前このホテルに宿泊した時にも、部屋からこの街並みが見え、気になっていました。
 しかし、人の気配はまったくせず、なかには壊れてブルーシートで覆われているようなところもあります。上海の古い街並みであることは間違いないのですが、人が外から侵入できないよう封鎖されているようです。

 興味はあるけど、おそらく中には入れないだろうと思って見ていると、一部に人が行き来するのが見えました。自転車も通っています。
 中に入れるかもしれないと、朝早く散歩がてら出かけてみました。ぐるっと一周回るように歩くと、「張園」と記された門を見つけました。ここは100年以上前の租界時代に造られた長屋住宅街だったのです。
 その一部だけがかろうじて残り、今でもそこで生活をしている人たちがいました。よい匂いに誘われて狭い路地を進むと、自家製ワンタンを供しているお店があり、人だかりができています。
 おばちゃんがワンタンをその場で包み、沸騰した湯に入れ、次から次に手際よくつくっていきます。これぞ上海の正しい朝食なのかもしれません。みんな美味しそうにほうばっていました。
 高層ビルが立ち並び、近代化を実現した巨大都市・上海の片隅にタイムスリップしたような一角が残されていて、ホッとした気持ちになりました。こういう時が旅の醍醐味です。楽しい朝散歩でした。

以前にもご紹介しましたが、中竹竜二さんとのコラボで行う「ネクスト・リーダーズ・キャンプ」(NLC)の説明会(オープンセミナー)が9月2日(火)19:00より丸の内のコンファレンススクエアエムプラスで開催されます。講座の説明、中竹さんと私の対談も予定されています。無料ですので、興味のある方はぜひお申し込みください。(http://www.colors-bc/guidance/3051)
 ちなみに、10月開講予定の第2期NLCは人気が高く、説明会前にも関わらず、既に定員の半分が埋まっているとのこと。未来のリーダーを本気で目指す方は、ぜひ受講をご検討ください。

[今週の出会い]

 上海での講演を終えた後、福一という邸宅レストランで美味しい上海料理をご馳走になりました。昔の富豪の邸宅を改装したというとてもお洒落なクラシカルレストラン。
 なかなか予約がとれない人気レストランとのことで、満席の盛況ぶりでした。

[今週のシナ]

 散歩の後、無防備に昼寝するシナです。熱く焼けたようなアスファルトの上を歩いたシナにとって、ヒンヤリと冷たい板の間はオアシスのようなものでしょう。早く涼しくなってほしいと願うシナです。