Isao Endo  遠藤 功

遠藤功が「現場力」を語るコラムをお届けします

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早稲田大学大学院教授、株式会社ローランド・ベルガー会長を務める遠藤功のプロフィールを紹介します

講演活動についての概要を紹介します

『現場力を鍛える』『見える化』など、遠藤功の書籍を紹介します

各種メディア、各種媒体での掲載とその概要を紹介します

一流のビジネスパーソンを目指す人のための総合型ビジネススクール「カラーズ・ビジネス・カレッジ」を紹介します

「現場学」を研究し、強い現場づくりを目指す遠藤研究室を紹介します

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連載コラム「現場通信」

Weekly現場通信 vol.292 浜松、滋賀、千葉そして札幌

[2016-03-14]

 先週はとても慌ただしい1週間でした。取締役会や理事会への出席に加えて、講演や研修が重なりました。しかも、地方での仕事が多かったので、全国行脚の日々が続きました。
 月曜は東京で仕事でしたが、火曜の夕方に浜松へ移動。翌水曜の午後に滋賀県草津に移動。木曜夕方に帰京し、金曜は千葉へ。そして、土曜は日帰りで札幌に行ってきました。
 腰痛持ちには新幹線や飛行機での移動は負担がかかりますが、ゆっくり本を読めるのがメリット。読みたかった本が何冊かあったので、移動中は読書を楽しみました。
 滋賀県草津を訪問したのは、日東電工滋賀事業所を訪ねるためです。以前講演をさせていただいたご縁で、今回は約半日のワークショップを行いました。
 滋賀事業所では「SMILE」という現場力強化活動を展開しています。その取り組みの様子を聞かせていただき、更なるレベルアップに向けた意見交換を行いました。
 その前日夜には、盛大に歓迎会を催していただきました。事務局の皆さん数人と軽く会食をする程度かなと勝手に想定していたのですが、会場の中華料理店に行くと、なんと40名近い皆さんが集まっていました。

 しかも、私を歓迎するパネルが用意されたり、これまでの取り組みを紹介する資料が壁に貼られ「見える化」が施されていました。とても嬉しいサプライズでした。
 この中華料理店「金燕」は、「SMILE」活動を立ち上げた時に決起集会を行った「聖地」とのこと。美味しい名物餃子などをほおばり、ビールや紹興酒を飲み、大いに語らいました。
 滋賀事業所は水処理などに使われる「メンブレン」という高分子分離膜の製造を担当し、ダウ・ケミカル、東レと共に世界の3強の一角を占めています。
 高い技術力をもとに、世界のニッチ市場で高シェアを狙うのが、日東電工の戦略です。「メンブレン」はまさにお手本ともいうべき事業です。
 日東電工のニッチ戦略を実現するには、高い現場力が不可欠。スピーディかつフレキシブルに実行し、自律的に問題解決を進める現場の高い能力があってこそ、ニッチ戦略は機能し、結果に結びつきます。
 世界3強の一角とはいえ、競争は益々熾烈になってきています。過去の踏襲では勝ち残っていくことはできません。
 滋賀事業所は現状に満足することなく、更なる現場力の強化に向けて動いています。熱い思いも持ち、現場で奮闘する人たちと出会い、私も大きな刺激を受けることができました。

[今週の出会い]

 マザーハウス社長の山口絵理子さん、副社長の山崎大祐さん、バングラデシュの責任者であるモインさん、ネパールで奮闘する田口ちひろさんが訪ねてきてくれました。
 マザーハウスは創業10周年を迎えました。その波乱万丈のプロセスをよく知る私にとっても感慨深いことです。用意したお祝いのケーキを前に、みんなで記念写真を撮りました。次の10年に向けて既に動き始めています。

[今週のシナ]

 ソファでトイレットペーパーの芯で遊ぶシナです。私が芯をとろうとすると、「とれるものならとってみろ!」と言わんばかりに威嚇してきます。どうもシナに遊ばれているようです・・・。