Isao Endo  遠藤 功

遠藤功が「現場力」を語るコラムをお届けします

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早稲田大学大学院教授、株式会社ローランド・ベルガー会長を務める遠藤功のプロフィールを紹介します

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『現場力を鍛える』『見える化』など、遠藤功の書籍を紹介します

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連載コラム「現場通信」

Weekly現場通信 vol.325 赤ウインナー

[2016-11-21]

 先週も忙しい1週間でした。月曜から木曜までは東京で企業研修、講演、雑誌の取材、いくつかの打ち合わせをバタバタとこなしました。金曜は午前中に東京で講演をした後、大阪へ移動。大阪で講演をすませ、夜のフライトで札幌入り。土曜はコープさっぽろの理事会に出席してきました。
 東京は大雨、大阪は晴天、そして札幌はみぞれ。気温も大阪は18℃でしたが、札幌は2℃。移動の疲れもさることながら、気候の変化についていくのが大変です。
 そんな中、会食に招かれ、ちょっとユニークで実に美味しい夕食を楽しんできました。食事の内容は純和風の懐石料理。前菜やおつくりなど一流の板前さんが素晴らしい逸品を供してくれます。
 でも、それだけでは普通の豪華懐石です。今回の食事のユニークさは、そうしたオーソドックスなメニューの合間に、昭和の香りがプンプン漂うおじさんたちが泣いて喜ぶメニューが散りばめられていたことです。
 たとえば、前菜の次に出てきたのは、なんと赤ウインナーのソテー。お決まりの蛸ちゃんスタイルにカットされ、玉ねぎの帽子をかぶっています。

 焼き物はたこ焼き。青ノリと削り節をまとい、マヨネーズも添えられています。焼酎の水割りとの相性、抜群です。
 そして、〆は焼きそば。上品な味付けですが、ソース味がなんとも落ち着きます。
 もちろん、こうしたメニューは招いていただいた方のご配慮で、特別にオーダーしてつくってもらっています。たとえ豪華でも、ありきたりのメニューではサプライズはありません。こうした変化球メニューが宴席の話題となり、お互いが胸襟を開き、楽しい時間がもっと楽しくなります。
 豪華で美味しい料理が次から次に出てきても、通り一遍のものでは宴に花は咲きません。特に、役職の高い方はさんざん美味しいものを食べてきています。「おっ、懐かしいな!」「昔よく食べたな・・・」と思うようなものが加わることで、会話も弾みます。
 赤ウインナーは私の大好物。母親がつくってくれたお弁当に必ず入っていたことを想い出します。赤ウインナーが目の前にくると、思わず熱く語ってしまいます。食事は記憶とつながっているのです。

 大事なのは、「遊び心」です。招く側が、心を遣い、心を砕き、どうしたら楽しんでもらえるかを考え、ちょっとした「遊び心」を散りばめるからこそ、料理もさることながら、その場の会話や雰囲気も実に楽しいものになるのです。
 ともすると、私たちはこうした「遊び心」を忘れてしまい、目の前のことを漫然とこなすだけになってしまいます。それでは、味気ない時間、退屈な日常から脱却できません。
 ちょっとしたことですが、「遊び心」というスパイスを加えると、何気ない時間が実に豊かな時間になります。赤ウインナーをほうばりながら、時に流されるのではなく、常に「遊び心」を忘れずに、時を楽しむ気持ちが大事なのだと改めて思い直しました。

[今週の出会い]

 『経営戦略の教科書』の中国語版が発売され、その現物が送られてきました。私の書籍は、中国、台湾、韓国、タイで翻訳され、出版されているのですが、翻訳語版が出版されるまでには相当な時間がかかります。随分前に契約書を交わしているのですが、その後は忘れています。
 今回も突然現物が送られてきて、ビックリ!でも、自分の本が海外の人たちに読まれるというのは実に嬉しいことです。出版してくれた出版社、翻訳していただいた方に感謝です。

[今週のシナ]

 お気に入りのバスタオルにくるまれて、お昼寝中のシナです。このバスタオル、元々はきれいなクリーム色でしたが、今ではねずみ色へと変色・・・。シナが我が家に来た時からの愛用品です。これにくるまれると、シナはぐっすり眠れます。たとえ変色しても、これに代わるものはありません。