Isao Endo  遠藤 功

遠藤功が「現場力」を語るコラムをお届けします

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早稲田大学大学院教授、株式会社ローランド・ベルガー会長を務める遠藤功のプロフィールを紹介します

講演活動についての概要を紹介します

『現場力を鍛える』『見える化』など、遠藤功の書籍を紹介します

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一流のビジネスパーソンを目指す人のための総合型ビジネススクール「カラーズ・ビジネス・カレッジ」を紹介します

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連載コラム「現場通信」

Weekly現場通信 vol.381 出版記念トークライブ

[2018-03-18]

 3月13日(火)に『生きている会社、死んでいる会社』の出版記念イベントを丸の内のコンファレンススクエアM+で開催しました。当初は100人定員で参加を募ったのですが、あっという間に定員をオーバーしたので、急遽会場を広い場所に変えることになりました。
 当日は150名を超える皆さんにお集まりいただき、大変な熱気。大盛況となりました。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!
 イベントの内容はこの本にも登場するマザーハウスの山口絵理子さん(社長)と山崎大祐さん(副社長)、そして私との鼎談。といっても、かしこまった話をするというのではなく、3人で「公開雑談」をするといった感じでした。
 ソーシャル・ベンチャーの代表選手とも呼ばれるマザーハウスですが、創業して丸12年。もはやベンチャーとは言えないほどの時間と実績を積み重ねています。

 にもかかわらず、今でもベンチャーのようなフレッシュさやエネルギーを失わないのはなぜなのか?「生きている会社」であり続けるためのヒントがそこにあるように思います。
 「雑談」の中で、二つのポイントが浮かび上がってきました。ひとつ目は、「挑戦し続ける」ということ。マザーハウスという会社は常に新たなことに挑み、立ち止まることがありません。
 「途上国発のブランドをつくる。」というビジョンを実現するために、バングラデシュから始まり、ネパール、インドネシア、スリランカ、そして現在はインドでファブリックに挑戦しています。
 販売面でも、国内で立て続けに新店をオープンさせ、海外でも台湾、香港、さらにはその先も見据え、挑んでいます。
 「雑談」の中で、山口さんは「バングラデシュだけで閉じていたら、今のマザーハウスはなかった」と話していました。常に新たな可能性に挑み続ける。これこそ「生きている」ということの本質でしょう。
 ふたつ目は、「社員みんなが主人公」であるということ。マザーハウスというと、山口、山崎の二人がどうしても目立ちますが、実はその運営を支えているのは400人の社員たちです。
 マザーハウスの社員は山口さんの理念に共感して入社してくる人が大半です。しかし、理念への共感だけでは、「生きている会社」にはなれません。
その理念を実現するために、それぞれの社員が自分は何ができるのか、どんな貢献ができるのかを模索しながら、動き続けることがなにより大事です。理念を実現するための実践者は、社員たちなのです。

 そして、会社はそうした機会を社員たちに与えなければなりません。「生きている会社」とはそこで働くすべての人が「主人公」になっている会社だということができるのです。
 挑戦し続ける。そして、社員みんなを主人公にする。「生きている会社」であり続けるための本質はとてもシンプルです。そのシンプルなことにこだわり、徹底できるかどうか。生きているか、死んでいるかの分かれ道はそこにあります。

[今週の出会い]

 トークライブ後の打ち上げを、丸の内の響で行いました。ゲストの山口さん、山崎さんにも出席いただき、運営をしてもらったOE研のスタッフたちと楽しいひとときを過ごしました。
 OE研は早稲田大学ビジネススクールの遠藤ゼミの卒業生、そしてカラーズ・ビジネス・カレッジ(CBC)で私の講座を受講してくれた人たちが中心となり、運営されています。忙しい合間を縫って、縁の下の力持ち的な仕事をしてくれているみんなに感謝です。

[今週のシナ]

 シナはトリミングしてもらい、フワフワになって戻ってきました。春の陽気になってきたので、さっぱりした後、たっぷりと散歩を楽しんでいます。