Isao Endo  遠藤 功

遠藤功が「現場力」を語るコラムをお届けします

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早稲田大学大学院教授、株式会社ローランド・ベルガー会長を務める遠藤功のプロフィールを紹介します

講演活動についての概要を紹介します

『現場力を鍛える』『見える化』など、遠藤功の書籍を紹介します

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連載コラム「現場通信」

Weekly現場通信 vol.389 思いを形にする

[2018-05-28]

 先月、コープさっぽろの理事会に出席するために札幌を訪ねた際、北菓楼の堀安規良社長、コープさっぽろの大見英明理事長と会食をさせていただきました。
 北菓楼は今大人気のスイーツの会社です。私も毎月、千歳空港のお店でバウムクーヘンとシュークリームを必ず買って帰ります。お店で食べる濃厚ソフトクリームも絶品です。
 待ち合わせは、北菓楼の札幌本館。このお店が本当にお洒落でびっくり!大正15年に北海道庁立図書館として建てられたものを、外観はそのまま残し、建て替えたものです。
 オープンは約2年前の2016年春。デザインはあの安藤忠雄氏。店内は光に溢れ、ゆったりした空気が流れています。
 特に、2階のカフェスペースは素晴らしい空間。図書館だったという歴史を継承するため、壁面には天井まで届く本棚が設置され、6000冊もの本が並んでいます。
 文化の香りのするとても居心地のいい「サロン」でいただく極上スイーツ。女性ならずとも男性にとっても実に魅力的な空間に仕上がっています。「わざわざ行く価値のある」お店です。
 この札幌本館は、古い建築物の優れた改修事例などを表彰するBELCA賞(ベストリフォーム部門)を受賞しました。おめでとうございます!

 この札幌本館が実現したのには、執念とも言える堀社長の熱い思いがありました。北菓楼の本社は砂川にあります。長年、札幌に旗艦店を出したいと考え、その候補地を探していましたが、その時、この旧図書館の土地が売りに出るのを知ったそうです。

 -なんとかこの地に「サロン」となるような上質なお店をつくりたい!
 -デザインは安藤忠雄さんに頼みたい!

 周囲からは「夢物語だ・・・」とする否定的な声もあったそうです。それでも、堀社長は持前の行動力と粘りで、夢の実現にこぎつけたのです。
 堀社長の素晴らしさ、魅力は、そのたぐい稀な行動力にあります。溢れる情熱が行動を後押ししています。
思いや夢を持つことは、比較的簡単です。しかし、その実現のために、どれほど行動しているか、どれほど汗をかいているかと問われれば、中途半端で終わっている人が大半ではないでしょうか。
 思いを形にする。そのために、できることすべてをやり切る。生きるとはそういうことなのだと改めて思い知らされる1日でした。
 お店を訪ねた後は、3人で高級フレンチの会食。堀社長がスイスで手に入れられた白ワインにフランス産の赤ワインを堪能させていただきました。

[今週の出会い]

 札幌はちょうど桜が満開。旧道庁のある公園は、エゾヤマザクラを楽しむ人たちでいっぱいでした。その多くは中国からの旅行者。桜を愛でるというよりは、インスタ映えしそうな写真を撮ることに夢中のようでした。


 

[今週のシナ]

 銅像のように固まってしまったシナ。笑えます!眠くて眠くて、瞼が閉じていきます・・・。おやすみ・・・。