Isao Endo  遠藤 功

遠藤功が「現場力」を語るコラムをお届けします

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早稲田大学大学院教授、株式会社ローランド・ベルガー会長を務める遠藤功のプロフィールを紹介します

講演活動についての概要を紹介します

『現場力を鍛える』『見える化』など、遠藤功の書籍を紹介します

各種メディア、各種媒体での掲載とその概要を紹介します

一流のビジネスパーソンを目指す人のための総合型ビジネススクール「カラーズ・ビジネス・カレッジ」を紹介します

「現場学」を研究し、強い現場づくりを目指す遠藤研究室を紹介します

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連載コラム「現場通信」

Weekly現場通信 vol.405 人はアウトプットで育つ

[2018-10-22]

 先週、コープさっぽろ主催の生協会に招かれ、講演をさせていただきました。コープさっぽろのお取引先や職員の皆さん約1000人が集まる場で、「生きている会社、死んでいる会社」についてお話をしました。熱心に聴いていただき、感謝です。
 午前中の時間が空いていたので、支笏湖までドライブしてきました。紅葉にはまだ早かったですが、色づきかけた山々と澄んだ湖を眺め、束の間のリフレッシュを楽しんできました。
 今月は講演や研修で大忙しの月です。特に、研修は3つの会社で次世代リーダー育成研修がスタートし、これから6ヶ月~9ヶ月の長丁場のお付き合いが始まりました。
 もう何年も続いている研修なので、卒業生もそれなりの数になります。課長クラスのミドル層が主な対象なのですが、なかには執行役員や部長に昇進した人もいます。

 会社によっては、この研修と人事配置を連動させ、研修を受けた直後に異動になる人が続出する会社もあります。単なる研修ではなく、研修で学んだことを活かす「実践の場」とつながるので、受講生の意識も高くなります。
 いずれも、社長や役員クラスに対して経営提言をすることが、研修のゴールです。その意味では、研修を超えた「真剣勝負」と言えます。
 経営陣も良い提言であれば、活かそうと考えています。
実際、ある会社では提言した内容が組織改正につながりました。新組織を立ち上げたことがきっかけとなって、大きなコストダウンが実現するという成果も出ています。
また、ある会社では提言した新事業の立ち上げが承認され、小さな規模ですがスタートすることになりました。
経営において、人材教育が重要であることは言うまでもありません。しかし、これまでのお仕着せの研修のままでは、残念ながら今求められている人材は育ちません。
私は、「人はインプットで育つのではなく、アウトプットする過程で育つ」と信じています。
 知識やスキルを習得すること、考える訓練を行うことは大切ですが、実践、実行が伴わなければ、本当の意味での人材育成にはなりえないのです。
 理屈通りにはいかない経験、自分ひとりでは何もできないことを認識する経験、人に動いてもらうことがいかに大変かを知る経験・・・。すべては実践を通した学びです。
教育‐異動‐実践という3つの要素が重なった時、人間は「一皮剥ける体験」をするのだと思います。研修はその入り口にすぎません。
 どうしたらもっとダイナミックに人を育てることができるのか?試行錯誤しながら、考えていきたいと思っています。

[今週の出会い]

 今回の北海道土産は、きのとやの「焼きたてチーズタルト」。ブルーベリーチーズタルトは、新千歳空港限定品。濃厚なチーズに爽やかなブルーベリーがマッチして、絶妙な美味しさです!

[今週のシナ]

 散歩の途中、公園のベンチで休憩中のシナです。散歩にうってつけの季節になりました。秋の心地よい風を感じながら、散歩の時間を楽しんでいます。