Isao Endo  遠藤 功

遠藤功が「現場力」を語るコラムをお届けします

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早稲田大学大学院教授、株式会社ローランド・ベルガー会長を務める遠藤功のプロフィールを紹介します

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『現場力を鍛える』『見える化』など、遠藤功の書籍を紹介します

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連載コラム「現場通信」

Weekly現場通信 vol.416 初出張

[2019-01-28]

今年の初出張は、1月12日(土)の札幌への日帰りでした。有識者理事を務めているコープさっぽろの理事会に出席するためです。
 今年も既に今月、来月だけで彦根、福岡、長野、岐阜などへの出張が予定されています。今年こそは出張先で少しは地元を味わう時間を確保しようと思っています。
 大雪のため飛行機が飛ばず、多くの人が千歳空港で一夜を明かすということがつい最近あったので、ちょっと心配しましたが、私が訪れた時は雪はみぞれ程度。問題なく日帰りすることができました。
 とはいえ、昼間でも気温は零下。東京とは異なる寒さを少しばかり味わってきました。
 夕刻、空港のラウンジで搭乗を待っていると、窓の外を見慣れぬ機体が通っていきます。私にとって初めて見る機体。機体にはscootと書かれています。
 調べてみると、シンガポールの格安航空会社でした。設立は2011年。2017年にタイガーエアと経営統合し、現在の正式名称はスクート・タイガーエアになっています。
 アジアを中心にネットワークを広げており、日本も成田、関空、そして千歳に就航しています。
 そういえば、札幌から千歳に戻るJRに、とんでもなく大きなスーツケースを何個も抱えた5人の外国人家族がいたのを思い出しました。お母さんがヒジャブを身につけていたので、マレーシアかインドネシアあたりから来たのかなと思っていました。もしかしたら、スクートを利用して北海道旅行に来たのかもしれません。
 日本人にはあまり馴染みのないこうした格安航空会社のお蔭で、日本へのインバウンド客が増えていることは間違いありません。日本人にとっても海外は身近になりましたが、海外の人たちにとってもこの極東の島国は「近い存在」になったのでしょう。
 年が明け、世界経済に対する不安が声高に叫ばれるようになってきています。米中の貿易戦争、欧州の混乱、乱高下する株・・・。こうした影響を受けて、日本でも節約志向が一段と強まり、消費はかんばしくありません。
 ただでさえ、人口減少、高齢化、格差などによって、日本経済はどんどんと縮んでいます。このままでは、「縮む経済」「縮む消費」「縮む市場」は間違いなく加速していきます。

そんな中で、唯一の希望はインバウンドの増大といっても過言ではありません。もっともっと開かれた国、わざわざ訪ねる価値のある国、また行きたいと思わせる国に、どうしたらなれるのか?
東京オリンピックというイベントを成功させることも大事ですが、問題はその後です。単なるお祭りで終わらせてしまったのでは意味がありません。国を挙げて「持続可能な観光立国」を真剣に考え、実行する時を迎えていると強く感じています。

[今週の出会い]

 私の自宅の近所の家々には、なぜか柑橘系の樹がたくさん植えてあります。そして今、冬空の下、たわわに実をつけています。その姿がとても愛らしい!
大きなデコポンみたいなものから、みかんのような中ぶりのもの、柚子らしき小さなものまで種類は様々。シナとの散歩のささやかな楽しみです。

[今週のシナ]

 冬の陽射しをたっぷりと浴びながら、眩しいのか目を細めるシナです。風の強い寒い日は、さすがに散歩好きのシナもすぐ家に帰ろうとします。でも、風のない穏やかな冬晴れの日は、たっぷりと散歩を楽しんでいます。